幹細胞の分化・脱分化の数理モデルについて知りたい。
重要な単語を抑えつつ、体系を知りたい。
始めましょうか。
- 定義:幹細胞である
- 細胞が、専門化していなくて、2つの性質を満たすとき、その細胞を幹細胞である。という。
- 自己再生性(Self-renew)を持つ
- より専門化した細胞に分化する能力を持つ。
- 細胞が、専門化していなくて、2つの性質を満たすとき、その細胞を幹細胞である。という。
- 生物は恒常性を保つ。
- 恒常性を保つことに、幹細胞の振る舞いが関わっている
- 自己再生
- 分化
- 動機:この2つのバランスをどう保つか?を知りたい
- 動機:ある病気では、そのバランスが壊れる。それはどのような壊れ方か?を知りたい
- 幹細胞と非幹細胞を区別する
- 数理モデル
- 幹細胞の分裂のはやさ(おそさ)
- 組織特異性
- 組織ごとに、幹細胞の微小環境(ニッチ)、 外からの因子に強く影響される。
- 組織特異性
- 階層的な組織のMulti-Compartment Models
- Multi-Compartment常微分方程式モデル
- 細胞分裂の間、コンパートメントの間を移る細胞の数を追跡する
- コンパートメントの数が曖昧
- 分裂回数
- 安定性解析
- 細胞分裂の間、コンパートメントの間を移る細胞の数を追跡する
- Maturity-Structured 偏微分方程式モデル
- 前駆細胞の年齢が連続変数
- Multistage細胞系譜力学系モデル
- 拡散性のシグナルを加えると、パターンの研究になる
- Feedbackの重要性
- 幹細胞や前駆細胞に働きかける正(負)のフィードバック構造が、双安定あるいは二峰性の振る舞いを作り出す。
- 双安定は2つ谷の間に1つ山。二峰性はそれの、谷と山が逆。
- 幹細胞や前駆細胞に働きかける正(負)のフィードバック構造が、双安定あるいは二峰性の振る舞いを作り出す。
- 自己再生性を制御するフィードバック構造が(少なくとも部分的に)壊れ、対称性分裂(娘細胞が同じ種類)と非対称性分裂(娘細胞同士で違う種類)が起きることが、癌などの病気に関わっていると提起した。
- Multi-Compartment常微分方程式モデル
- 幹細胞、分化、癌
- 変異の蓄積と変異の消滅時間
- 癌の、待ち時間
- ある数の変異が、少なくとも一つの細胞に入る。
- 待ち時間の計算がBirth Death過程の理論を使う
- 対称的な分裂か非対称な分裂かの割合は変数になる。
- Spatial modeling
- 変異の細胞がどう移動するか、分布していくか
- 癌幹細胞
- 腫瘍内にある細胞で、無制限に自己再生し複数の細胞腫に分化するもの
- 組織様の階層構造を、徐々に失っていく、癌
- 活発に分裂している細胞を標的とする化学療法は、癌幹細胞のような静かな細胞には効きにくい。耐性がある。
- 癌増殖パラドックス
- 癌治療で癌細胞死の率を上げると、長期的には癌の増殖を上げている。
- 分化した細胞を殺すほど、癌幹細胞が増えやすくなり、結果耐性のある細胞が沢山生まれていく
- 幹細胞と非幹細胞の間の可塑性をモデリングする
- 非幹細胞の脱分化は、その細胞がストレス化にあると、起こりやすい
- 低酸素とか
- 細胞栄養因子、などなど
- CSCだけを叩いても、脱分化されたら意味がない
- 確率的モデル
- 上皮間葉転換とかも関わる
- 非幹細胞の脱分化は、その細胞がストレス化にあると、起こりやすい
- いくつか知りたい言葉が出てきた
- Stochastic model
- Spatial model
- Birth Death process
- 前2つは後でする。
- Birth Death Process
- 0,1,2,...という状態があり、時間間隔(t,t+h)を考える。この時、状態nから状態n+1,n-1へそれぞれ確率で移動する。
- ただし、0より負の部分は永遠に0。
- 0,1,2,...という状態があり、時間間隔(t,t+h)を考える。この時、状態nから状態n+1,n-1へそれぞれ確率で移動する。
バイバイ‼