胆嚢、膵臓の画像診断について
画像のモダリティーは以下のものが挙げられる
腹部エコー
腹部ダイナミックCT
MRI/MRCP
超音波内視鏡
ERCP、胆道鏡
転移検索目的では以下の2つが挙げられる。
EOB-MRI(肝臓転移目的)
PET-CT(骨・肺・リンパ節・腹膜など)
画像診断の際に、何を、どう撮るかが大事。
「どう」撮るかは先ほど述べた。
「何を」撮るかは解剖学的な情報を大事にする。
総胆管は細いし、肝内胆管は見えない(にくい)けれど、胆嚢から、辿っていくことで見える場合がある。
空間分解能はCTの方が、濃度分解能はMRIの方が高い。
超音波内視鏡について、
超音波内視鏡
EUSは膵臓の体部癌は見える、膵臓の尾部は見えへんのちゃうん?
EUS-FNA (fine needle aspiration)
ERCP
閉塞性黄疸、膵臓癌
観察しながら(細胞・組織をとる場所をある程度の信頼度を持って確定させてから)、生検・組織採取などをして、病理に回す→確定診断
方法同士の比較、
ERCPについては、膵臓癌について30%。胆道腫瘍ならば、こっち。
EUS-FNAは膵臓癌は90%をする。
診断flowchart
腹痛・黄疸
採血項目
肝胆道系 GOT/GPT/T-bil/gamma---
膵酵素 Amy/Lipa
腹部US/CE-CT
MRCP/EUS
膵腫瘤
嚢胞性病変なら基本ERCPへ
IPMN, IPMC, MCN, SCN, 貯留嚢胞、仮性嚢胞
充実性腫瘍なら基本EUS-FNAへ
PK, PDAC, PNET, PNEN, SPN, ACC, AIP, etc.
例外的に、膵上皮内癌、微小膵癌、慢性膵炎は、ERCP
胆管壁肥厚、胆管腫瘤は、基本ERCP
病変の広がりを認識することが最も重要。
普通の膵炎は、境界はジャミじゃみしている。していないなら、自己免疫性膵炎とかがあり得る。
胆管癌は診断が大変。