ケトアシドーシス 回歴

ケトアシドーシス

糖分が利用できないと、脂肪を分解してエネルギーを得ようとする。

その際に出てくるケトンが、血液を酸性側に傾ける。すると、アシドーシスが起こる。

 

糖尿病による多尿、脱水、口渇

糖分が血中に多いと、

腎臓の働きによって、水と一緒に糖分が排泄される。

すると、尿の量が多くなる。

同時に、体から水分が多く抜けていくため、脱水症状が出てくる。

その1つが口渇。めまい、食欲減退など。

さらに重くなると、呼吸困難、脈拍上昇、痙攣など。

 

 

バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰産生を来す病気。

自己免疫疾患で、TSH受容体に対する抗体が作られるため、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される。

ウイルス感染やストレス、妊娠・出産をきっかけに起こることが多い。

薬物療法放射線ヨウ素内用療法、甲状腺摘除術(反回神経麻痺、副甲状腺機能低下症など)

 

Kussmaul呼吸

代謝性アシドーシスの場合、呼吸で代償しようとする。

深く速い呼吸が規則正しい状態持続。

 

カリウム血症

インスリンはNa-K ATPaseを活性化して、Naを外に出して、Kを中に入れる。(Naとグルコースを一緒に取り込む)

糖尿病のインスリン作用不足により、

Kの取り込みが滞るために、高カリウム血症となる。

 

脱水

尿比重が上昇する。つまり、水に対して、内容物の割合が増える。

また、血液が濃縮されるので、Hbが上昇する。

尿素窒素が上昇する。