diagnostic imaging with machine learning : pancreas, colon, stomach, etc.

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こちらで、胆嚢・膵臓の画像診断について入門した。

実際、この技術がどれだけ数理的に発展しているのかが(いつものことだが)気になる。

 

 

こんな文献がある。

www.nature.com

EUS -FNBを使うことで、膵臓病変の有無を調べることができることは、先の記事で述べた。

しかし、実用的な問題点が2つある。

まず、採ってくる病理組織の体積が小さく、得られるがん細胞が限られていること。

そして、血球、炎症細胞や、胆管組織、膵管組織など、いろんなものがごちゃごちゃしていて判断が難しい点。

 

これを、専門家が作った訓練データを使って、深層学習させることで、良い判別器を作りました、という文献らしい。

 

数理的な部分(機械学習の手法)を読んでいく。

  • Efficient Net B1なる手法を使っている。
    • 親玉に、Efficient Netなる手法がある。
    • それは、こちらの記事が有用だった。
    • 深さと広さと解像度を上げることで、深層学習の精度は上がっていくけれど、それぞれをどれだけ上げたら効率的に精度が上がるかはあんまり分かってなかったみたい。
    • それをある種の最適化問題として、捉えて、良いやり方を見つけた(ら、とても結果がよくなった)というペイパーだそうだ。
    • ペイパーはこちら
      • CNNの深さ、広さ、解像度のそれぞれを調節するパラメータを用意して、
      • その関係性を決めて(1以上とか、関数噛ませたら大体2とか)
      • あとは、良いペアをグリッドサーチで探す。
  • Kappa statistics
    • 統計的手法で登場する。
    • これについては、こちらの記事に述べてある。

 

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今回のペイパーと似たようなペイパーでこちらのものもある。

www.nature.com

胆膵ではなく、胃や大腸だが、病理組織スライドを利用した深層学習という点は変わらない。

RNNを使っている点が少し違うか。

 

感想:

機械学習によって、EUS -FNAをはじめとした、胆膵・消化管領域が変わろうとしているのを痛烈に感じた。