medical-science.hatenablog.com
こちらで、胆嚢・膵臓の画像診断について入門した。
実際、この技術がどれだけ数理的に発展しているのかが(いつものことだが)気になる。
こんな文献がある。
EUS -FNBを使うことで、膵臓病変の有無を調べることができることは、先の記事で述べた。
しかし、実用的な問題点が2つある。
まず、採ってくる病理組織の体積が小さく、得られるがん細胞が限られていること。
そして、血球、炎症細胞や、胆管組織、膵管組織など、いろんなものがごちゃごちゃしていて判断が難しい点。
これを、専門家が作った訓練データを使って、深層学習させることで、良い判別器を作りました、という文献らしい。
数理的な部分(機械学習の手法)を読んでいく。
- Efficient Net B1なる手法を使っている。
- Kappa statistics
- 統計的手法で登場する。
- これについては、こちらの記事に述べてある。
medical-science.hatenablog.com
今回のペイパーと似たようなペイパーでこちらのものもある。
胆膵ではなく、胃や大腸だが、病理組織スライドを利用した深層学習という点は変わらない。
RNNを使っている点が少し違うか。
感想:
機械学習によって、EUS -FNAをはじめとした、胆膵・消化管領域が変わろうとしているのを痛烈に感じた。