- 不揃いな脈拍、頻脈、徐脈。心臓の電気の発生と流れに異常があるため、整った脈が作られない。洞結節から、心房、房室結節、心室へと伝わる。正常なら1分に60~100回打つ。
- 動悸、胸痛、めまい、失神、息切れ、だるさ
- 心電図。心エコー。心臓カテーテル検査。EPS、ヘッドアップティルト検査
- 生活習慣(酒、たばこ、カフェイン、睡眠、ストレス)、抗不整脈薬、抗凝固薬、電気的除細動(ショック)、カテーテルアブレーション(焼灼)、手術、ペースメーカー(埋め込み)、埋め込み型除細動器(ICD、脈の監視とショック)
心房細動
- 動悸、脳梗塞合併、65歳高齢者の5%。
- 複数の異常な電気の渦が心房内で高速に旋回する。心房細動中は、1分間に400~500回心房に、房室結節の電気的特性(流れたあと一時的絶縁体化)により間引かれ、120~150回心室に電気が流れる。心房は震えるだけ、ポンプ機能20%低下、左心房での血栓形成確率増加。脳梗塞に。
- 発作性、持続性、永続性。
- 高血圧、甲状腺機能亢進症、弁膜症、心筋症、虚血性心疾患。孤発性心房細動。
- 心電図、心臓エコー。
- 抗凝固薬(ワルファリン)、心拍低下薬、抗不整脈薬、カテーテルアブレーション(左心房と肺静脈の電気的隔離)
発作性上室性頻拍
- 突然脈拍がはやくなり、持続し、突然止まる。心房などから電気が起きている。
- 房室結節回帰性頻拍、WPW症候群(Δ波、心房と心室の間にケント束)、心房頻拍、心房細動。
- 心室頻拍。
- 心室性期外収縮が3つ以上連続して現れた場合。1分間に120から250回。
- 動悸、胸痛、めまい(脳虚血)
- 心電図(正常なQRS波、P波の確認)
- カルシウムチャネル遮断薬、β遮断薬、ジギタリス、ATP製剤。電気ショック。高周波カテーテルアブレーション。埋め込み型除細動器。
徐脈性不整脈
- 1分間に心拍数が60回未満。めまい、眼前暗黒感、失神、疲労感、息切れ。
- 洞不全症候群。Rubenstein分類。1型(原因不明)、2型(洞停止、或いは洞房ブロック)、3型(徐脈と頻脈合併)
- 薬剤服用停止。恒久型ペースメーカー
- 房室ブロック。(房室結節を介した興奮伝導が障害)。第1度房室ブロック(心房~心室間の伝導時間の延長)、第2度房室ブロック(心房~心室の伝導が突然途絶するもの)、(Mobitz1型:徐々に延長した後、心室の興奮が脱落。Mobitz2型:延長なしに突然に心室の興奮が脱落)、第3度房室ブロック(心房~心室の間の伝導が完全に途絶。
致死性不整脈
- 心室細動(心室が小刻みに動く)や心室頻拍(心室から発生した電気刺激により拍動が加速)から起こる。
- めまい、失神、意識不明。
- 電気的除細動。採血、心筋症。
- 抗不整脈薬、カテーテルアブレーション。ICD、CRT-D
QT延長症候群
- 失神、心停止、突然死
- 遺伝子異常(LQT1,2,3)
- 生活指導、薬物、ペースメーカー、ICD
QT短縮症候群
Burgada症候群
進行性心臓伝導障害
カテコラミン誘発性多型性心室頻拍
バイバイ!