頭頸部診察やりとり

頭頸部の診察

 

挨拶

自己紹介

 

名前を確認する。

 

頭を触ります。

 

痛いところがあればおっしゃって下さい。

 

頭皮をかき分けて、地肌を触る。

頭蓋の触診は、指で頭を押す。痛みの有無を確認する。

 

痛いところはありますか?

 

アルコール消毒

 

次に、目の診察をします。

 

顔に触ります。

冷たかったらおっしゃって下さい。

 

下眼瞼を押し下げる。

上を向いて下さい。

(眼瞼結膜、眼球結膜)

上眼瞼を押し上げる

下を向いて下さい。

(眼瞼結膜、眼球結膜)

 

右と左の両方から観察する。

後ろから見る。

軽く上を見てもらえますか。

眼球突出の有無を確認する。

 

楽にしてください。

 

耳の診察をします。

耳はこの器具を用いて診察します。

痛かったらおっしゃって下さい。

 

こちら側を向いて下さい。

(耳鏡をペンのようにもつ)

耳を引っ張ります。

(耳介を引っ張り、耳鏡で見る)

 

手の一部を顔に当て、固定する。

外耳道と鼓膜を観察する。

 

反対側を向いて下さい。

引っ張ります。

 

真っ直ぐ向いてください。

 

次に、鼻の周りを診察します。

顔に触ります。

痛かったらおっしゃってください。

 

上顎洞(眼の下、鼻の横)の圧痛、叩打痛の確認

鼻の横を押す。叩く。

前頭洞(眉毛の付け根あたり)の圧痛、叩打痛の確認

眉毛の内縁を押す。叩く。

 

痛いですか。

痛くないです。

 

 

(口唇、口腔、咽頭の観察)

次に口の診察をします。

これから、このへらで口を診察します。

 

ペンライトを使って、内部をみる。

舌圧子で、歯、歯肉、頬粘膜を観察する。

 

舌を前に出して下さい。

舌を右に寄せて下さい。

逆に寄せて下さい。

 

口腔底を観察するため

舌先を上顎の歯の裏につけて下さい。

 

口を開けてください。

少し上を向いてください。

硬口蓋を観察する。

 

口を開けてください。

へらで舌を軽く抑えます。

気持ち悪くなったらおっしゃって下さい。

 

(へらで抑えながら)

あーと言ってください。

咽頭を観察する。

 

舌圧子は感染性廃棄物として捨てる。

 

 

唾液腺の診察をします。

耳下腺(耳介の付着部をまたぐように触診する)

顎下腺(顎を引いて俯いてもらう)

円を描くように触診する。

 

次に、頭と首のリンパ節というところを触ります。

痛かったらおっしゃってください。

 

右、左と交互に触診する。

後頭部

耳介後部

耳介前部

 

軽く俯いてください。

顎下部

オトガイ部

(とるように触診)

 

下顎角下

円を描くように、

 

浅頸リンパ節

胸鎖乳突筋の全長に渡って円を描くように触診する。

 

深頸リンパ節

触診する側に傾いてもらう。

胸鎖乳突筋を掴んで、全長に渡って触診する。

 

後頸三角

丁寧に隈なく触診する

 

鎖骨上か

胸鎖乳突筋の外を中心に、掘るように触診する。

 

 

次に、首の前にある甲状腺というところを診察します。

唾を飲み込んでください。

きょう部と葉部

を左右で交互に確認する。

 

もう一度つばを飲み込んでください。

つばを飲み込んでもらう間、甲状腺葉部に触れたままでいる。甲状腺の動きを確認する。

 

 

ありがとうございました。