ただのメモ

他の人に見せても良い方のメモ

『歩行障害ハンドブック』を読んで

お昼にお散歩していた。

以前の記事で、雑用に見えるものも、効率的に且つ丁寧に行うことを考えれば、主用になる、ということを書いた。

じゃあ、お散歩はというと、健康を維持するために歩く人にとっては、めんどくさいと思うことがある。ある意味、雑用に見えるわけだ。

そこで、効率的に歩くとはどういうことか、丁寧に歩くとはどういうことか、について考えてみたくなった。それがわかれば、きっと歩くこと・お散歩への見方が変わっているだろうから。

 

そう考えて、図書館へ行った。すると、記事のタイトルの本が見つかった。

歩行障害ハンドブック | 三木 隆己, 嶋田 裕之 |本 | 通販 | Amazon

歩行とは何かを考えたいときに、歩行がダメになっているとはどういうことかが解れば、歩行とは何かがわかるかもしれない。

そう思ってざっくり読んでみる。

ここまでが動機。長い泣

 

始めましょうか。

第一章 歩行障害総論

  • はじめに
    • 歩き方の多様性
      • 速度、様相、杖
  • 頻度
    • 因子
      • 高齢
      • 他の疾患
      • 性別
      • 地域
  • 原因
    • 随意的に始め、停止出来る。
      • 中脳が開始や停止をする
    • 一旦歩き始めると、自動的に継続される
    • 足を動かす時、大脳運動野→脊髄→末梢運動神経→神経筋接合部→筋肉・関節。
      • どこを障害されても、歩行障害が起こる。
    • フィードバック
      • スムーズに歩くため
      • 関節の位置(末梢感覚神経→脊髄→延髄→大脳感覚皮質→運動関連野
      • 大脳皮質→橋→小脳→視床→大脳皮質
      • 大脳基底核
      • どれが障害されてもスムーズな歩行が出来なくなる。
  • 歩行障害の型
    • ※歩き方は、動画や画像を見た方が解りやすいかもしれない。
      • 筆者はよく見た。 
    • 動揺性歩行
      • 体幹を左右に振りながら歩く
      • お腹を前に出して、上体が後ろに沿っている
        • 殿筋などの近位筋が筋力低下していることなど
          • 自分の考え:太ももを前に上げられない状況で、前に足を持っていきたい時、片足を軸とした回転運動を使って、他方の足を前に持っていく。これが、左右に揺れるということの本質なのでは無いか?
      • 原因疾患:多発筋炎、進行性筋ジストロフィー、ミオパチー
    • 鶏歩
      • 原因
        • 下腿腓骨筋群(前脛骨筋など)に筋力低下
        • 第4腰髄~第1仙髄レベルの障害
        • 遺伝性運動感覚性末梢神経障害
        • 腓骨神経麻痺
        • 遠位型筋ジストロフィー
      • 自分で考えたこと
        • 下垂足で、足が常にだらりと伸びた状態なので、躓きやすい。
        • なので、太ももを上げることで、躓くリスクを落とす、ということか。
    • 失調性歩行
      • 常に足元を見ながら歩行する。
      • 原因
        • 脊髄後索や末梢神経の障害
          • 梅毒による脊髄後索障害
          • 脊髄癆
          • 後脊髄動脈症候群
          • 多発性硬化症
          • Friedreich失調症
          • 抗Hu抗体陽性の傍腫瘍症候群
          • 糖尿病性末梢神経障害
      • 後索障害により、関節の位置感覚の情報が入らないため、目で見た情報に頼るしかない。だから、足元を見る歩き方になる
      • 特徴
        • 一歩ごとに膝を高く上げ、足を地面に投げ出すようにパタパタと歩く。
    • 小脳性歩行
    • 痙性歩行
      • 特徴
        • 歩行時の自然な屈伸が減少
        • 膝関節のトーヌスが高い(張力)ため、伸展
        • 足関節は尖足位 
      • 原因
        • 上位運動ニューロンの障害
        • 痙直型脳性小児麻痺、胸髄レベルの障害、内包、大脳運動野を含む脳血管障害、脳外傷、痙性対麻痺
      • 自分で考えたこと
        • これもまた、回転運動を利用したものであろう。しかし、動揺性歩行とは違って近位筋を動かして回転させられていることなのかもしれない。
    • パーキンソン歩行
      • 体幹を前傾・前屈
      • 上肢は肘で屈曲
      • 両足をするように小刻みに歩く
      • 小走り・前方突出
      • 原因
      • 自分の考え:体が前傾姿勢になっているため、膝の角度を固定した状態では、足を前に出す際にすぐに地面に接触する。これが、小刻みの歩行に繋がっている。
    • 前頭葉性歩行障害
      • 小刻み歩行 
      • 特徴
        • 高血圧の合併に多い
        • L-dopa財に反応しにくい
    • 心因性歩行障害
      • 特徴
        • 片麻痺対麻痺
        • 麻痺側の足を引きずり歩くことが多い
        • 奇妙で不定な歩き方
        • 急に始まる歩行
        • スピードはゆるやか
        • しんどそう
    • 神経変性疾患以外の歩行障害
      • 原因
        • 関節の変形症、炎症、靱帯損傷、間欠性跛行心不全、呼吸不全、不整脈、起立性低血圧
        • 間欠性跛行について
          • 歩いていると足がしびれたり痛くなった歩けなくなる
          • 少し休むとまた歩けるようになる。
          • 原因
            • 腰部脊柱管狭窄症
              • 腰椎が変形→脊柱管の中で神経が圧迫→神経の栄養動脈が閉塞気味になる
            • 閉塞性動脈硬化症 
              • 腹部から下肢の動脈が狭くOR詰まったために、下肢への酸素供給が行かない

第二章 ベッドサイドで出来る歩行障害診療

第三章 症状からみた歩行障害と専門医への紹介のタイミング

第四章 鑑別に必要な検査の種類、検査の適用、臨床での利用

第五章 診療科から見た歩行障害

第六章 歩行障害の治療

 

1章を読んだ。

チェックポイント

  1. 歩行の表現型の多様性と、それにかかわる因子(年齢、性別、疾患、地域など)
  2. 歩行は、神経から筋肉・骨へのカスケードと、持続的なフィードバックによって駆動されている。
  3. これらの一部の機能が変わる(大概悪くなる)と、歩き方に障害が出る(歩きにくくなる)

近いうちにモデリングしたい。

バイバイ!