お昼にお散歩していた。
以前の記事で、雑用に見えるものも、効率的に且つ丁寧に行うことを考えれば、主用になる、ということを書いた。
じゃあ、お散歩はというと、健康を維持するために歩く人にとっては、めんどくさいと思うことがある。ある意味、雑用に見えるわけだ。
そこで、効率的に歩くとはどういうことか、丁寧に歩くとはどういうことか、について考えてみたくなった。それがわかれば、きっと歩くこと・お散歩への見方が変わっているだろうから。
そう考えて、図書館へ行った。すると、記事のタイトルの本が見つかった。
歩行障害ハンドブック | 三木 隆己, 嶋田 裕之 |本 | 通販 | Amazon
歩行とは何かを考えたいときに、歩行がダメになっているとはどういうことかが解れば、歩行とは何かがわかるかもしれない。
そう思ってざっくり読んでみる。
ここまでが動機。長い泣
始めましょうか。
第一章 歩行障害総論
- はじめに
- 歩き方の多様性
- 速度、様相、杖
- 歩き方の多様性
- 頻度
- 因子
- 高齢
- 他の疾患
- 性別
- 地域
- 因子
- 原因
- 歩行障害の型
- ※歩き方は、動画や画像を見た方が解りやすいかもしれない。
- 筆者はよく見た。
- 動揺性歩行
- 鶏歩
- 原因
- 下腿腓骨筋群(前脛骨筋など)に筋力低下
- 第4腰髄~第1仙髄レベルの障害
- 遺伝性運動感覚性末梢神経障害
- 腓骨神経麻痺
- 遠位型筋ジストロフィー
- 自分で考えたこと
- 下垂足で、足が常にだらりと伸びた状態なので、躓きやすい。
- なので、太ももを上げることで、躓くリスクを落とす、ということか。
- 原因
- 失調性歩行
- 常に足元を見ながら歩行する。
- 原因
- 脊髄後索や末梢神経の障害
- 梅毒による脊髄後索障害
- 脊髄癆
- 後脊髄動脈症候群
- 多発性硬化症
- Friedreich失調症
- 抗Hu抗体陽性の傍腫瘍症候群
- 糖尿病性末梢神経障害
- 脊髄後索や末梢神経の障害
- 後索障害により、関節の位置感覚の情報が入らないため、目で見た情報に頼るしかない。だから、足元を見る歩き方になる
- 特徴
- 一歩ごとに膝を高く上げ、足を地面に投げ出すようにパタパタと歩く。
- 小脳性歩行
- 痙性歩行
- パーキンソン歩行
- 前頭葉性歩行障害
- 小刻み歩行
- 特徴
- 高血圧の合併に多い
- L-dopa財に反応しにくい
- 心因性歩行障害
- 神経変性疾患以外の歩行障害
- ※歩き方は、動画や画像を見た方が解りやすいかもしれない。
第二章 ベッドサイドで出来る歩行障害診療
第三章 症状からみた歩行障害と専門医への紹介のタイミング
第四章 鑑別に必要な検査の種類、検査の適用、臨床での利用
第五章 診療科から見た歩行障害
第六章 歩行障害の治療
1章を読んだ。
チェックポイント
- 歩行の表現型の多様性と、それにかかわる因子(年齢、性別、疾患、地域など)
- 歩行は、神経から筋肉・骨へのカスケードと、持続的なフィードバックによって駆動されている。
- これらの一部の機能が変わる(大概悪くなる)と、歩き方に障害が出る(歩きにくくなる)
近いうちにモデリングしたい。
バイバイ!