今日以降に書く記事は2022文字以上とする。
目的
雑用に対する捉え方を変えたい。
導入
春になり、色んな仕事が回ってきた。資料作成、ホームページ運営、企画提案、活動報告、広報活動、定期検査、料理、洗濯、皿洗いなど、列挙すると止まらない。そして、これらの物事について、雑用だと感じることがある。すると、やる気が無くなり、後回しにする。というのがお決まりのパターンだ。
しかし、これではいけないことは自分でもよくわかっている。
この状況を変えるため、雑用とは何か、そして、雑用と感じるとはどういう現象かを解釈することが出来れば、何かしら仕事に対する見方が変わるのではないかと考えた。
調べ物
そもそも雑用とは何かについて調べる。何を雑用と考えるかは、個人個人に差があると考えられるが、いくつかのサンプルを集めると、全体的な傾向・共通する性質や、用の作る空間上に定義された雑用分布、なるものを考えることが出来るかもしれない。
いくつか文献に当たってみる。
雑用とは?意味や仕事内容の解説と人手がない時の対策法 | ブログ|フジ子さん (fujiko-san.com)
言及していることについて、自分なりの考えを踏まえてまとめる。
- 雑用とは、誰でも出来る簡単な仕事。
- 幅広い仕事がある。
- 地味。ノンコア業務
- 何かの役に立っている。(そうでないものは、淘汰されるということでは?)
- 具体例:
- 書類のコピー、お茶出し、掃除、水やり、電球の交換など
- 雑用の重要性
- 初心者によく任せられる。
- 高い対応力や管理能力が必要。
- 仕事に取り組む姿勢や能力がわかる。
- 先の具体例について、一つ一つ対応させてみる。
- 書類のコピー
- 効率的に行うには、
- コピーする枚数と、一枚をコピーするのにかかる時間の積を少なくする
- 違う種類の書類を印刷する時の紙を入れ替える作業をどうしたら短く出来るか。
- 丁寧に行うには、
- 紙の端をそろえること。
- どのインク・紙・コピー機を使うと、色移りが良いか
- 効率的に行うには、
- お茶出し
- 掃除
- 効率的に行うには、
- 掃除にかかる時間を短くする
- 普段から綺麗に使う
- 掃除機の動かす経路を工夫する。
- 掃除機をかけないで済むような場所を作る。
- 掃除にかかる時間を短くする
- 丁寧に行うには、
- 雑巾がけなら、雑巾の湿り気がどれくらいなら良いか
- びしょ濡れではだめだが、乾きすぎも良くない
- 角の部分をどうしたら綺麗に出来るか。
- 雑巾がけなら、雑巾の湿り気がどれくらいなら良いか
- 効率的に行うには、
- 水やり
- 効率的に行うには、
- バケツを置いて、いちいち水をくまなくても良いようにする
- 丁寧に行うには、
- その日の湿度、植物の生え方に応じて、水のまき方を変えてみる。
- 水に肥料を混ぜてみる。
- 効率的に行うには、
- 書類のコピー
- 雑用をする人手不足の場合の対処法
- 内部の人で雑用を分配すること。
- 一人では雑用が終わらない場合でも、複数人でやればすぐに終わる場合はある。
- 特に、自分一人で一度に取り掛かれる作業量に限界がある時、複数人であるとその限界の上限値が高くなる。その結果、作業が短い時間で終わることがある。
- 例えば、ネギを100kg切ろうとしている時、自分一人では、せいぜい1分に1kg切ることしか出来ない場合、一人でやると最短でも100分かかるが、同じ能力を持った9人と一緒にやると最短10分で終わる。
- 雑用の量を減らすこと。
- そもそもの雑用を減らす工夫をする。
- 手間を減らしたり動線を考えたり、することで、作業量を減らすことが出来る。
- 外部から人を増やすこと。
- 内部の人で雑用を分配すること。
他の文献も見てみる。
雑用ばかり押し付けられる!仕事の意味を考えると取り組み方も変わる? (hataractive.jp)
- 雑用には特別な能力は要らないが、業務の間の潤滑剤、業務を快適にするための大事な業務。
- 雑用を通じて、自分なりに考え工夫する姿勢や、周囲との意思疎通能力を培う練習となる。
- 効率良く、丁寧に仕事を行う姿勢を貫くことが、雑用に意味を見出す鍵
- 雑用は、決して「雑な」用ではない。
- 雑用が溜まっている場合の対処法
- 自分の働き方や捉え方を変える。
- どれだけ時間がかかったかを定量化する
- ポジティブに捉えて、率先して行うことで、人間的な成長を見込める。
- 優先順位をつける。
- 貯めこまないで済むために
- 自分の働き方や捉え方を変える。
もう1つ別の文献を見る。
この世に〝雑用〟という用はない。用を雑にしたときに、雑用が生まれるのだ | 株式会社コンパス・ポイント(広告・フーガブックス・Chinoma) (compass-point.jp)
- 雑用という名の用はない。
- 単純作業、したくないこと、有り難くない物事を、つまらなくない仕事に変えると、喜びに満ちた仕事となる。
- 雑にしているのは、自分の心。
理解したことのまとめ
- 雑用とは、難しい能力を必要としない仕事を意味することが多い。
- 仕事が単純・単調に見えるために、飽きたり、やる気を失う傾向にある。
- そのため、雑に済ませてしまいがちである。
- しかし、雑用を雑にしているのは自分のこころ(脳)である。
- 丁寧にするには、効率的にするには、自分は何を学べるかと言った風に、常に良い方向を探る姿勢で、雑用に臨むと、やりがいのある仕事に変わっていく。
- 捉え方を変える以外に、優先順位をつけたり、人的資源を補充することも、雑用の解消のためのアプローチとして有効である。