特異点に入門する

  • 特異点という考え方について気になった。
  • 簡単そうな文献を最初に見る。こちら
  • 始めましょうか。
  • 展望
    • 複素解析の目的
      • 正則関数の性質を知る。
    • 正則領域と正則でない領域は性質に関わりがある。
      • 正則である点、正則でない点の名前をそれぞれ、正則点、特異点という。
      • 正則とは、その点で、関数が微分可能
      • 特異点のパターン
        • 発散
        • 分岐点
        • 孤立しているとは限らない
          •  1/(n \pi )
      • リーマン面
        • 関数の性質を理解する手助け
  • 孤立特異点
    • 孤立特異点の定義
      • 点の近傍で、1価正則な関数が、その点で正則でない
        • 1価正則とは、変数の組を入力したら、ただ1通りの値を返す、という関数で、正則である、ということ。
      • このとき、この点を関数の孤立特異点という。 
      • 3つの区別
        • 種類
        • 非同一視
    • 除き得る特異点
      • 1点を除いて一価正則
      • かつ、絶対値が有界
      • 性質
        • 除き得る特異点を、極限の値と定義し直す。
        • sin(z)/z
      • 近傍で一価正則
      • 近づけ方によらず、絶対値が無限大になる
      • 性質
        • k位の極
        •  g/(z-z_0)^k
      • 極の場合、位数を考えよう
      • 有界ではないので、除き得ない。
    • 真性特異点
      • 近傍で一価正則
      • 有界ではなく、極でもない
        • 極限の取り方によっていろんな値を取る。
      • 形(式)
        •  f(z) = \Sigma_{n= -\infty}^{\infty}a_n (z-z_0)^n
      • Weierstrassの定理。
        • ある点が、関数の真性特異点なら、その点の近傍の任意に小さい領域内で、関数は、任意の複素数値にいくらでも近い値をとる。
        • εδ論法
          • 任意のεに対して、あるδが存在
            • 距離がδ未満の場所に、値の差がεの点がある。
      • Picardの定理
        • ある点から、距離ρ未満で、関数が一価正則で、その点が真性特異点(孤立特異点)なら、関数は、高々1つの値を除き、全ての有限な複素数値をその領域内で無限回取る。
      • 集積特異点
  • 分岐点
    • べき乗根や対数関数など、複素平面上で、点の周りを2π回って元に戻っても、元の値に戻らない点
      •  w = z^{\frac{1}{2}}
      • 2つのz平面を考える
      • 2葉リーマン面
      •  w = (z-1)^{\frac{1}{2}}(z-2)^{\frac{1}{3}}
      • どこが分岐点か
        •  z = \zetaと変換して、∞が分岐点か、(べき乗の形か)を調べる。
        • 何枚のz平面を重ねるか、を考える。
      • 有限枚で、リーマン面が作れるなら、代数的分岐点
      • 無限枚で、リーマン面が作れるなら、対数的分岐点
        • 対数関数は、無限に回っている
        • リーマン面上で閉じた閉曲線を作るには、反対方向に同じ回数回る必要あり。
          • 一週して戻ってくることがないから。
          • 行った分、帰る
  • 第4章問題
  • 次に、ちょっとだけ調べる。
  • 特異点定理、というのがあるらしい。
    • こちら
    • 毛の生えたボールを空間として、毛の向き方を、数値(要素)として、考え、そこに、特異点なる考えを持ってくるのは面白い。
      • この場合は、極?それとも、除きうる特異点
        • 有界かどうか
        • 毛の向きは、有界そう。(?)
      • 真性特異点ではなさそう。
    • 流体力学にも使える。風の例
      • この場合は、極なのではないか?
  • お絵かきしている記事があった。
    • zの平方根リーマン面
    • 作り方
      • mesh gridを作る(平面をえがくため)
      • 偏角と虚部の絶対値を利用して、色づけ。(赤から紫まで円環をなすので、それが、代数的分岐点にとって都合が良い)
  • 何事にも、数学的考える癖をつけたい。
  • 今回なら、連続的なものを用意して、それが、どこもかしこも繋がっている(同じ感じ、良さげ)か、それとも、どこかで途切れているか。(特異点)別の空間に移るか。(複数のz平面の例)

バイバイ!