2022-02-23 特異点に入門する Tweet 特異点という考え方について気になった。 生物における特異点とは、人生における特異点とは。 簡単そうな文献を最初に見る。こちら。 始めましょうか。 展望 複素解析の目的 正則関数の性質を知る。 正則領域と正則でない領域は性質に関わりがある。 正則である点、正則でない点の名前をそれぞれ、正則点、特異点という。 正則とは、その点で、関数が微分可能 特異点のパターン 発散 分岐点 関数の値が不定 微分係数の値が定まらない 孤立しているとは限らない リーマン面 関数の性質を理解する手助け 孤立特異点 孤立特異点の定義 点の近傍で、1価正則な関数が、その点で正則でない 1価正則とは、変数の組を入力したら、ただ1通りの値を返す、という関数で、正則である、ということ。 このとき、この点を関数の孤立特異点という。 3つの区別 種類 非同一視 除き得る特異点 1点を除いて一価正則 かつ、絶対値が有界 性質 除き得る特異点を、極限の値と定義し直す。 極 近傍で一価正則 近づけ方によらず、絶対値が無限大になる 性質 k位の極 極の場合、位数を考えよう 有界ではないので、除き得ない。 真性特異点 近傍で一価正則 有界ではなく、極でもない 極限の取り方によっていろんな値を取る。 形(式) Weierstrassの定理。 ある点が、関数の真性特異点なら、その点の近傍の任意に小さい領域内で、関数は、任意の複素数値にいくらでも近い値をとる。 εδ論法 任意のεに対して、あるδが存在 距離がδ未満の場所に、値の差がεの点がある。 Picardの定理 ある点から、距離ρ未満で、関数が一価正則で、その点が真性特異点(孤立特異点)なら、関数は、高々1つの値を除き、全ての有限な複素数値をその領域内で無限回取る。 集積特異点 特異点が近傍に無数に存在sる 分岐点 べき乗根や対数関数など、複素平面上で、点の周りを2π回って元に戻っても、元の値に戻らない点 2つのz平面を考える リーマン面 2葉リーマン面 どこが分岐点か と変換して、∞が分岐点か、(べき乗の形か)を調べる。 何枚のz平面を重ねるか、を考える。 有限枚で、リーマン面が作れるなら、代数的分岐点 無限枚で、リーマン面が作れるなら、対数的分岐点 対数関数は、無限に回っている リーマン面上で閉じた閉曲線を作るには、反対方向に同じ回数回る必要あり。 一週して戻ってくることがないから。 行った分、帰る 第4章問題 次に、ちょっとだけ調べる。 特異点定理、というのがあるらしい。 こちら。 毛の生えたボールを空間として、毛の向き方を、数値(要素)として、考え、そこに、特異点なる考えを持ってくるのは面白い。 この場合は、極?それとも、除きうる特異点? 有界かどうか 毛の向きは、有界そう。(?) 真性特異点ではなさそう。 流体力学にも使える。風の例 この場合は、極なのではないか? お絵かきしている記事があった。 zの平方根のリーマン面 作り方 mesh gridを作る(平面をえがくため) 偏角と虚部の絶対値を利用して、色づけ。(赤から紫まで円環をなすので、それが、代数的分岐点にとって都合が良い) 何事にも、数学的考える癖をつけたい。 今回なら、連続的なものを用意して、それが、どこもかしこも繋がっている(同じ感じ、良さげ)か、それとも、どこかで途切れているか。(特異点)別の空間に移るか。(複数のz平面の例) バイバイ!