こちらのペイパーをまとめる。
- 誤り訂正量子計算機を作りたい。
- 理論的なやり方と物理実験のギャップが課題。
- その課題を解決する、"honeycomb" code (蜂の巣コード)が発明された。誤り耐性量子メモリーで、2量子ビットのパウリ測定しか使わない。
- もし、生の2量子ビットの測定結果が得られるなら、表面コードと争える。
- 境界や平面幾何の設計が疑問だった。それを解決した。
- フロケコードは六角形格子でトーラスを埋めることで決めた。Kitaevの蜂の巣モデルは、一般の幾何に拡張出来る。
- Floquetコードは2D色つき格子上に決められる。
- 平面グラフG(V, E, F)で、境界の無い曲面で埋め尽くした、3価の面が3色で塗れるFloquetコードを考える。
で、種数
の、向き付け可能な曲面なら
向き付け不可能なら
となる。
はグラフのホモロジー的に非自明な輪の最小の長さの割合である。
- コード空間はゲージチェックが測定されることで安定化する。
- 系にどう境界を導入するか問題。
- ゲージチェック、Stabilizers、Inner論理作用素。
- 平面グラフG、頂点集合
、辺集合
、面集合
とする。
- 色写像
、色写像の辺への拡張
として、面以外の色に写す。言い方を変えると、面とは相補的な色に辺を塗る。
- ゲージチェック
- 頂点にQubitを乗せて、色をパウリ行列に対応させる。
- 各辺にゲージチェックを定めて、
と定める。
- 各色の辺に、各パウリ行列チェックが入る。
- 1つ依存関係があり、
。なぜなら、全ての頂点は3価であるから。そして、片方の端点を数えてるから。
- 次元を
とできる。(さっきの式が1つ自由度を減らす)
- Stabilizers。
であり、
- Gauge群の中心の次元は、
- 3価なので、
で、オイラー標数より、
となる。よって、
- 論理Qubitは全く無い。
ここまで書いたが、結局、Qubit間にルールを持たせて、いずれかのQubitがノイズがかかって0 or 1が逆転しても、平面グラフ上の色わけのルールが頑健なので、気づけます!という話だ。
また気が向いたらするとしよう。
バイバイ!