人の話を聞いた時、何かが分からなくて、あるいは分かったつもりだけど確認したくて、質問する。その時に、どんな質問をしたら良いか、を知りたい。メリットは、
1)質問を生成しやすくなる、2)自分がプレゼンターだった時、想定質問を考えられる、3)どんな話をすれば良いかに繋がる。
始めましょうか
質問
まず、こちらの記事を見た。この記事では、質問する意義について、
- 質問を介したコミュニケーションが出来る
- それが信頼関係の構築に繋がる
というメリットを押している。
- 質問を分からないことや疑わしいことを問うこと、またはその内容と定義している。
- 誰に質問するか、自分か相手か
- 質問にも種類があって、クローズ質問と、オープン質問がある。
- クローズ質問は、Yes, No質問の類い。回答範囲が限定されている。
- オープン質問は、どう思いますか?とかの答える範囲に自由がある。5W1Hを使っている傾向。
大体の質問の大枠は分かったとして、質問の性質である、「良し悪し」に焦点を当てる。
- 答えたくなる(聞いて欲しい、語られないけど、話す背景となったもの(本質というのか))、会話が弾む(簡単に答えられる)、気づきが得られる(想定していない)、他人も共感出来る(疑問を言語化したもの)
- 良い質問は、答える側が答えたいと思う質問。(答える側にとって、良い)。会話が弾むもの。
- 一方で悪い質問は、なんて答えたら良いかわからん、答えたくない、何聞いてるかわからん、質問。
- 質問は、疑問を解消するための行為で、「?」を「!」に変えるものだとすると、そのスキルを磨くことは、問題解決能力を養うことである。
- 何を知りたいか(自分が知らないことは何か)、相手が話しやすいものは何か、質問の種類の使い分け、質問のテンポが大事。相手の思考をポジティブに向ける質問が良い。
次に、実用的っぽい資料を読んだ。
- 質問は、相互の理解を深めたり、議論を活発にする力がある。質問をしない行為は、消極的とみなされ、失礼とされる。
- 良い質問は、発表者の考え、論理性、正確さを確認するもの。
- 主な種類としては
- 分からなかったことを聞く(疑問の解消、論理性)「これは、こういうことか?」
- 詳しい説明を求める(正確さ)「これは、こうだが、あれは、どうなの?」
- 自分の意見を踏まえて、相手の考えを引き出す(考えを引き出す)「これは、あれだと思います。その点について、ご意見を聞かせて下さい」
そして、質問を受ける側についても、
- メモを取って受ける
- 質問に対して、謝意を述べ、誠実且つ端的に答える
- 質問の意図が分からないときは、再確認する
- 分からないなら、焦らず対応する
続いては、頭の使い方について、こちらの記事を読む。
- アドバイスと意見の違いから入っている。アドバイスは、相手の行動にまで及ぶ発言で、一方の意見は、自分はこうだという個人の見解。相手への推奨、shouldはアドバイスだ。
- 相手の意見を聞いた上で、自分の頭で考えて行動する、具体的なことを決める、ということが大事。アドバイスを聞いて、そのままするのでは、何故それが良いか考えていないので、成功する保証がない。
- アドバイスを求める背景には、これが正解だ、というものがあるという前提に立っているから、その正解を知っているであろう人に聞こう、という発想に至る。しかし、個人の判断基準による、し、絶対的な正解がある保証はない。それより、自分で考えて、納得した上で、自分の責任で、動こう。それで間違ったら、直せば良いだけだし、納得も出来る。
要は、「Why型思考になろう」ということだ。何でも何でか考えなアカン、わけですな。
ここまでで、まとめると、質問には、良し悪しがあって、語り手と聞き手の会話が弾むようなものを、しよう。そして、その質問の答えを聞いたとき、答えについて、何故か、ということを考えよう。
最後に、想定質問を考えるため、まとめて見た。面接対策用の記事だが、質問であることには変わりないので、これを使用する。
- 良く訊かれる質問を増やす、自分で突っ込みを入れる
- 質問の本質、禁句、注意点を書いていく
- 話言葉を意識した答えにする、答え方にも注意する。
- 自分の話と一貫性(ストーリー性)がある答えをする。
以上だ。これで質問について、考えが深まったので、後は実践するだけである。