Pathology No.1

病理学は3つの領域に分かれる。実験病理学、人体病理学、診断病理学に大別される。解剖することにより、病気の原因を明らかにする。解剖の数が減っている、というのも治療手段の向上により、焼け野原状態。疾病の概念と歴史的変遷。中性においては、悪い血を出すことで病気が治るとされていた。散髪屋さんのカミソリは、その瀉血の際のもの。歴史を学ぶ意味は、過去に人が成功した方法論を学ぶことで、現在に応用するためである。

 

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FSVのP130gag-fpsというタンパク質の自己リン酸化のサイトを考えるため、1073番目のチロシンを他のセリン・スレオニンに置換したら、自己リン酸化が無くなったので、チロシン選択性がある、あるいは構造変化があると考えることも出来る。

 

病理学とは、形態学を元にしている。病理形態学とは正常と以上を判別して、なにがその異常をもたらすかを明らかにする。光学顕微鏡では、ホルマリン固定、ヘマトキシリン・エオジン染色では、細胞質と核を染め分ける。膠原線維とか線維化が起きているときに、細胞質と分かりにくいこともあるので、マッソントリクトーム染色も良い、アザン染色は、膠原線維は青、核は赤色。エラスチカ・ワンギーソン染色は、黒い、弾性繊維を観察するのに使う。動脈硬化による弾性板の消失を見たいとき。と銀法は、細網線維を見たい。PAS染色は酸性のものを見たい、粘液を見たい。胃で出てきた時は、腸上皮化生。腸でも上皮癌を疑う。コンコーレット染色はアミロイド線維を染める。偏光顕微鏡を使って、複屈折性を示す。KB染色はミエリンを染めるもの。脱髄性疾患を判別するときに使う。パパニコロ染色と、ギムザ染色は血液でよく使う。免疫染色方の発展により、特殊染色は置換。ABC法が主流。経済的にコスパよし。蛍光抗体法は解像度が良い。細胞増殖速度(G2期のタンパクは使える)、タンパク質の増加、病原体、細胞の起源、癌胎児性抗原、薬剤感受性とかが見れる。手術中の時なんかは凍結標本を使うことで迅速に出来る。

 

 

おまけ

位相空間のコツ、

距離空間より位相空間の方が良い点は、商空間を定義したいから。商位相とは、Xを位相空間として、~を同値関係とすると、同値類全体のなす商集合X/~上に位相を定めると、X/~に属する同値類からなるX/~の部分集合かが開集合であることを、その和集合がXの開集合として定義する。ハウスドルフ空間でない例を紹介する。位相空間Xがハウスドルフであるとは、任意の相異なるXに含まれる2点に対して、2点の開近傍の共通部分が空にするものがある、ということだ。ハウスドルフでない例として、密着位相というものがある。密着位相とは、開集合が位相空間全体と、空集合の2つしかない。