生後1年の体重とその近傍

乳幼児健診について

 

体重について大事なのは、

いつ

何の指標が

どれくらいの値

の3つのことをまとめてインプットする必要がある。

 

新生児生理的体重減は7-15日で戻る

体重増加について、生後3ヶ月は30〜40g/日

それ以降は10〜20g/日のペースで増加していく。

 

だから、100日後くらいでは、体重は2倍の6kg

一年後には、体重は9kgくらいになる。

 

ちなみに、1年後のデータについては、以下の通りとなる。

  • 身長 75cm
  • 体重 9kg
  • 頭囲 46cm
  • 胸囲 46cm

頭と胸が一緒なので、ここのつながりが見える。

すると、覚える情報量は同じだけれど、忘却に対する頑健性は違う。

以上

圏論について

数学的対象を記述するパワフルなtoolとして、圏論 category theoryというものがある。

 

数学的対象を、1つの圏として考える。

圏と圏の間の関係も考える必要がある。

こうすることで複数の数学的対象に何らかの対応づけができる。

さらに、”関係と”関係”の関係も考えていくことが出来る。なぜなら、”関係”を1つの数学的対象だとすることで、同じ問題に帰着できるからだ。

こんな感じで、圏の表し方と、圏と圏の関係の表し方を調べる学問だ。

 

ふんわり理解は済んだので、少しレベルアップする。

こちらのwikiを見てみよう。

 

objectとarrowがある。

 

arrowについて、2つ要請があって、

1つは、各々の対象に対する恒等射の存在と

もう1つは、射の結合性, associativeであること

 

 

 

対象と射のペアを組んでいて、たとえば、

全て、恒等写像と合成則がある。

 

 

中には、monoid(二項演算で閉じて、結合則と、単位元があるもの。逆元があれば群になる)

みたいな特殊なものがある。

 

どう特殊かというと、

対象に、射をかませると、対象になるイメージが圏論にはあるが、

この射が、対象の要素と(演算を介して)紐づいている

 

わかりにくさ回避のため、自然数と足し算のペアを考えると、

1 + 2 = 3

は、1という対象の要素に、”+2をする”という射をかませると、3という対象の要素になるのだが、

ここでの”2”も、元の対象の要素だよね、ということ。

 

 

ここから、代数的構造の議論が展開されていく予感がする(ほぼ確実にそうだろう)が、この記事は圏論の雰囲気を掴むことを目的にしていたので、満足しておく。

 

 

 

 

成長ホルモンの周辺

成長ホルモンの周辺の単語をウロウロする。

 

L -dopaはGH分泌を促進する

しかし、GH産生腫瘍では、GH分泌を抑制する

 

インスリンを投与すると、低血糖刺激が起こり、視床下部から、GH分泌が促進される

 

アルギニンはGHの分泌刺激

 

ソマトスタチンは、視床下部から分泌され、GH分泌を抑制

 

medical-science.hatenablog.com

 

 

β刺激薬投与によって交感神経抑制が起こり、GH分泌亢進が起こる

 

 

GHは食前、睡眠中に高い値を示す。

先端巨大症では、GHが過剰に産生される。

糖負荷試験をしても、下がり切らない。

 

 

GHの分泌を促進するものは以下の通り

 

GHの分泌を抑制するものは以下の通り

プロラクチン、乳汁分泌、

プロラクチン分泌について

 

ホルモン分泌において重要なのは、

1:どのホルモンが

2:いつ

3:何に作用し

4:何を引き起こすか

 

胎盤由来エストロゲンは、妊娠中に増加するプロラクチンの乳汁分泌作用を阻害。

 

オキシトシンは、分娩後に射乳を促進。

 

スルピリドドパミン受容体を遮断。

 

medical-science.hatenablog.com

 

ドパミンはPRLを阻害する。よって、スルピリドはプロラクチンを増加させる。

 

ブロモクリプチンは逆で、ドパミン作動薬であり、プロラクチン分泌を抑制する。

結果として、乳汁分泌は抑制される。

 

 

関連事項として、高プロラクチン血症がある。原因は多岐にわたるが、

 

下垂体で過剰産生されるプロラクチノーマ

下垂体茎の圧迫・切断

薬剤性

甲状腺ホルモン低下による過剰なTRH(原発甲状腺機能低下症、橋本病)

視床下部ー下垂体ホルモン私的対応

視床下部ー下垂体から出るホルモンについてまとめる

 

上流で促進作用を持つもの(重複あり)

  • TRH
    • TSH
  • CRH
    • ACTH
  • GnRH
  • TRH
    • PRL
  • GHRH
    • GH

上流で抑制作用を持つもの

下垂体後葉

 

blood ammonia

血中アンモニアの量を低下させる方法として、2つのカテゴリーがある。

  • 原因となる物質の摂取を抑える
  • 腸内細菌由来の窒素化合物の量を下げる
    • ラクスツール
      • pHを下げることで、下痢を起こす(←?)
      • 下痢を起こすことで、腸内細菌由来の窒素化合物の生産量を落とす(←?)
    • 非吸収性抗菌薬
      • 腸管で吸収されない(にくい)抗菌作用を持つ薬
      • 窒素化合物が存在する場合、それを出す腸内細菌の集団がある。
      • なら、対偶を取って、腸内細菌がないなら、窒素化合物は存在しない。
      • だったら、腸内細菌が(少)ない状態を作りたい。そのための薬を投与する。
      • ただし、その薬の量が多い状態を実現したい。だから、吸収されにくい(つまり減衰の少ない)ものであってほしい(という制約条件が入る)

 

ラクスツールについて、2つ疑問がある。

  • pHが下がることが、下痢を引き起こすことに繋がることを知らない(理解していない)
    • 裏が成立するなら、pHが上がると、便秘になる?
  • 下痢が腸内細菌叢に与える影響を知らない(理解していない)
    • 水の流れが強くなるので、流し出される?

double integral

こちらの記事が面白かったので、その内容に付随するメモ書きを載せておく。

  • 広義積分とは何か
    • 積分を考える時に、高校数学なんかでは、どこからどこまで積分します、ということを考えた。
      • 1から3までとか
    • この、どこ、に入る数字を、無限大にしてみる、という発想
    • お作法を説明すると、
    • 普通に区間を適当な数字で決めて積分する。
    • その後で、適当に置いた文字をどんどん正または負の無限大に飛ばす(極限をとる)ことで、実質、無限大、という数字を代入して積分したことにする。
    • これが広義積分のみそ

 

広義積分は、大学での数学で出てくる概念だ。

ところで、大学では、重積分も登場してくる。重積分についても見ていく。

  • 2つ以上の変数について、ある領域で積分する。
  • そして、重積分のやり方については、こちらに具体例が載っている。
    • 分離して、普通の一変数の積分の積として表すか
    • 逐次的に、すなわち順番に積分していくか
  • ここで、上手く積分するために、変数変換をすることがある。
  • すると、積分する領域も変換することになる。
  • 変数変換を行なったことにより、少し係数をかけて補正する必要がある
    • 一変数の場合でも、$x$についての積分を、$x = 3t$とおいて、$t$について積分するとき、3という係数が出てくる、という話
  • 多変数において積分する場合、この係数の出し方を以下に説明する。、
    • 変換する前の変数を変換後の変数で偏微分することを考える。
    • それぞれの変換前の変数を、それぞれの変換後の変数で偏微分するので、
      • どれを、どれで、偏微分する。という組み合わせが生じる
      • これは行列で表現することが出来る。
    • そしてその行列の行列式を求める。
    • それの絶対値が、今回求めたい係数となる。
  • 詳しい例はこちらへ